Jw_cadは、自由に線種をカスタマイズできる無料の2次元汎用CADソフトです。建築士らが開発し、DOS時代から無料の建築系CADの定番となり、今なお多くのユーザーの支持を集めています。Jw_cadはDOS時代から「十万円相当の有料製品に勝るとも劣らない操作感」との定評がありますが、Windows版では新たなインターフェースとして「クロックメニュー」が採用されています。
図面上でマウスをドラッグするとアナログ時計風 のメニューが表示され、マウスをいずれかの方向に動かすことで矩形、線、キャンセル、選択などのコマンドを選択することができます。マウスから手を離さずに、わずかな移動でコマンド指示できるのが便利です。
利用できる線種は9種類です。色や幅は自由にカスタマイズ可能で、画面に表示しているときは太く、実際の印刷時には細くしたり、印刷させないといった使い方も可能です。作成した図面は、独自ファイル形式であるJWW/JWC形式のほか、広く普及しているDXFやSFC、SP21 形式で保存することができます。読み込みも同種のファイル形式に対応しています。また、図面ファイルとBMPファイルを1セットとして保存することが可能でファイルの管理が楽にできます。
もうひとつ、忘れてはならないのが拡張性の高さです。フリーソフトで長年定番としての地位を保っているため、ユーザーが独自に外部アプリケーションと連携するマクロなどを開発しており、さまざまなサイトで公開されています。公式サイトやユーザーフォーラム上を検索し、自分にぴったりの拡張機能を見つければさらに作業効率が高まるでしょう。
Jw_cadは、無料でありながら高い操作性、拡張性をもった優良なCADソフトです。多くのユーザーに支持され、さらに進化を続けています。
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